【小説】北方謙三『水滸伝 十八 乾坤の章』感想 

水滸伝18
水滸伝 十八 乾坤の章/北方謙三

-あらすじ-

 童貫軍の猛攻撃が始まった。
 呼延灼は秘策をもってそれを
 迎え撃つ。梁山湖では李俊ひ
 きいる水軍が、巨大な海鰍船
 と対峙していた。梁山泊に上
 陸される危険を背負いながら、
 幾百の船群に挑む。一方、二
 竜山も陥落の危機を迎えてい
 た。趙安の進攻を一年以上耐
 え抜いた秦明は、総攻撃を決
 意する。陽春、解宝が出撃、
 そして、青面獣の名を継ぐ楊
 令が初めて騎馬隊の指揮を取
 る。北方水滸、死戦の十八巻。


↓ネタバレありの感想






まさかという出来事が起こった。
これは、以前一度だけ予想をしていたが、もう絶対にないだろうと思っていた。

林冲が死んだ…。

林冲が死んでしまうとは、本当に予想してなかった。
最後は扈三娘をかばい、死んでいった。

「頼むから、乗って逃げてくれ。生涯に一度ぐらい、女を助けた男になりたい」

「俺は、女の命を救いたいのだ。女の命も救えない男に、俺をしないでくれ」


この言葉から、やはり林冲は張藍を死なせてしまったことを、非常に後悔していたことがわかる。
8巻辺りで、罠だとわかっていても、張藍を助けにいったことで、吹っ切れたと思っていたんだけど、吹っ切れていなかったみたい。

だけど、それが逆に人間離れした実力を見せる林冲の人間らしさを見せてくれた。
最後の最後ではあるが、林冲は自分の行動に満足して死んでいったのだと思える。


そして、林冲以外にも、秦明が死んでしまった。
秦明と共に、解珍、郝思文も死に、とうとう楊志が築き、秦明が育て上げた二竜山が陥落してしまう。
これで、とうとう梁山泊の寨は、梁山泊本陣と流花寨のみとなってしまった。
その分、戦力は本陣に集まってきているのだが、非常に厳しい戦況となっている。

そこへ、とうとう楊令が子午山から降りてきて、梁山泊へ入山する。
林冲の騎馬隊の総隊長を任され、非常に期待されている。
劣勢の梁山泊にとって一縷の望みとなるのだろうか?

残すところ、あと最終巻である19巻のみ。
なんか、梁山泊は負けてしまいそうな気がするんだけど、梁山泊の負けの後から『楊令伝』に続いていきそうな気がしてきた。

19巻非常に気になるが、泣いても笑っても、これで本当に最後だ。
果たして、梁山泊はどうなるんだろうか…?

水滸伝 (18) (集英社文庫 (き3-61))水滸伝 (18) (集英社文庫 (き3-61))
(2008/03/19)
北方 謙三

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[ 2008/06/15 22:00 ] 北方謙三 | TB(0) | CM(0)
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