【小説】北方謙三『水滸伝 十五 切戟の章』感想 

水滸伝15
水滸伝 十五 切戟の章/北方謙三

-あらすじ-

 どの寨が崩れても、梁山泊は
 潰滅する。極限状態の中、各
 寨は必死の防戦をしていた。
 特に激しい攻撃に晒された流
 花寨は、花栄らが死を覚悟し
 て闘い続ける。しかし、官の
 水軍の進攻が始まり、それも
 限界が近づいていた。一方、
 宣賛は起死回生の策を考え出
 す。密かに李応や索超、扈三
 娘を北京大名府に急行させた。
 梁山泊の命運を握る作戦が今、
 静かに始まる。北方水滸、危
 局の十五巻。



↓ネタバレありの感想




前回の十四巻の感想で、最終決戦とか書いてしまったが、今巻で、決戦終了。
残念ながら最終決戦はまだまだ後のようだ。
そりゃあ張清なんか今巻で入るのに、その戦に途中参加して、終わるってなったら立場微妙だしね。

その張清だが、この戦で趙安と戦って命を落とす穆弘の後を継ぐことになる。
梁山泊本隊の総隊長なわけだが、これで総隊長は張清、呼延尺、関勝といった、終盤に入った3人になるわけだ。
こんなんでいいのか、梁山泊?

しかし、穆弘は残念だったなぁ。
登場してきたときから結構好きだったのに。
イカサマを見破られて勝負に負けた時に、自分の目を引き抜き、隻眼となったわけだが、そのエピソードが好きだったなあ。

ただ、登場した時はそんなに強いと思わなかったのに、いつの間にか、本隊の総隊長だもんな。
登場した時にもっと強そうなイメージにしておいてほしかった。
それを言えば、穆弘といがみ合うも認めていた李俊も水軍の隊長だしね。
俺の見方が甘かったのか…。


そして、今巻ではところどころ、楊令の生活が書かれている。
今巻か前巻で子午山の王進の元へ預けられた張横の息子・張平と共に現在は生活していて、張平を通して、これまでの楊令の成長が書かれている感じがする。
楊令自身ではなく、張平を通して、見ることのできる楊令の成長は面白いものがあるな。


さらに、飛竜軍の隊長である王英と扈三娘が結婚。
これにより、官軍の聞煥章がどのような反応を示すのか楽しみだ。
今巻で、自分の偽物が扈三娘に容赦なく殺されたのを見て、ショックを受けていたので、さらに追い打ちをかける状態だ。
李富のように吹っ切れる(?)のか、それとも逆に嫉妬心ですさまじいことになるのか、次巻以降が楽しみだ。


水滸伝 15 折戟の章(集英社文庫 き 3-58) (集英社文庫 き 3-58)水滸伝 15 折戟の章(集英社文庫 き 3-58) (集英社文庫 き 3-58)
(2007/12/14)
北方 謙三

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[ 2008/06/10 21:29 ] 北方謙三 | TB(0) | CM(0)
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